株式会社LIFULL senior

「介護施設入居に関する実態調査」入居時の介護度は要支援1~要介護2までが半数以上、約8割が認知症あり 入居前の介護者の苦労は、精神的な辛さ、将来不安などメンタル面が上位

2020年11月20日 株式会社LIFULL senior

株式会社LIFULLの子会社である株式会社LIFULL senior(代表取締役:泉 雅人、以下「LIFULL senior」)は、介護施設へ入居した被介護者が入居前にどのような介護を受けていたか、また、入居前後における被介護者や介護者の身体的、精神的な変化等の実態を把握するため、「介護施設入居に関する実態調査」を行いました。
本調査は、家族・親族の中で1年以内に介護施設入居者がいる方、または家族・親族の介護施設の情報収集や選定に関与した方を対象に行いました。

調査結果サマリー

本調査は介護付き有料老人ホームなど12種類の施設について調査いたしました。そのうち「有料老人ホーム」「高齢者向け住宅」「介護保険施設」の3つのカテゴリーに分類し(※)集計した結果、入居時の「年齢」、「要介護度」、「認知症の有無」は以下のとおりになりました。

有料老人ホーム、高齢者向け住宅、介護保険施設における入居時の年齢、要介護度、認知症の有無に関する調査結果

※調査上の分類
「有料老人ホーム」・・・介護付き有料老人ホーム/住宅型有料老人ホーム/健康型有料老人ホーム
「高齢者向け住宅」・・・サービス付き高齢者向け住宅/高齢者向け賃貸住宅/シニア向け分譲マンション/軽費老人ホーム
「介護保険施設」・・・特別養護老人ホーム/介護老人保健施設/介護療養型医療施設

全体では、介護施設入居時の年齢で最も多いのは80代、要介護度は平均で2.7、入居時に認知症の症状ありが8割以上という結果になりました。有料老人ホーム、高齢者向け住宅の2つのカテゴリーでは、要介護度1の割合が最も高い傾向がありました。

調査結果の詳細

詳細はこちらのPDFよりご覧ください。

介護施設入居に関する実態調査(PDF 約2.5MB)

今回の調査を受けて「LIFULL介護」編集長 小菅秀樹の所感

介護施設に入居するのは要介護度が重度になってから、というイメージを漠然と持っている人が多いのではないでしょうか。昨今、要支援の高齢者だけでなく、要介護1・2の方も「軽度者」と括られる傾向にあります。しかし、要介護1・2の方は日常的な立ち上がりや歩行時の転倒の危険性、さらに認知機能の衰えによる理解力・判断力の低下がみられる方も多く、誰かの手をかりずに生活することは容易ではありません。今回の調査で「入居時の介護度は要支援1~要介護2までが半数以上」という結果がでたことで、自宅での介護が介護者の生活に大きな影響を与えていることが分かったと思います。

また、施設入居の時点で「認知症の症状のある方が約8割」という調査結果からも、認知症介護の難しさがうかがえます。入居した方の介護者のうち約半数が「ほぼ毎日介護をしている」ということから、介護者の肉体的・精神的な負担が想像以上に重いという点も見逃せません。さらに、遠距離介護をする子どもや、老老介護世帯が増えるなど、家族形態の変化も施設入居に至った一因と考えられます。

要支援・要介護者に向けた介護サービスの拡充や施設整備は進んでいるものの、介護者である家族へのケアが進展しません。18歳未満の若者が介護を担う「ヤングケアラー」も社会問題となりつつあるいま、介護者の負担軽減のためにも施設入居という選択肢はより一般化していくと考えられます。

LIFULL seniorは今後もシニアに関わる人達が笑顔で暮らせるよう、世の中の変化に合わせてサービスを展開してまいります。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社LIFULL senior マーケティンググループ 広報担当

お問い合わせフォーム

株式会社 LIFULL seniorについて

株式会社 LIFULL senior(ライフル シニア)
  • 代表取締役泉 雅人
  • 事業内容日本最大級の老人ホーム・介護施設の検索サイト「LIFULL介護」の運営
    https://kaigo.homes.co.jp/